おやこそだちの会

富士市周辺で「はたらくママ」「親子で学ぶ」をキーワードに活動していきます。

【開催報告】育休復帰みんなで頑張ろう講座2019

2月の連休最終日、寒風の中、コミュニティfがママ達の熱気と子どもや赤ちゃんの笑顔であったか〜くなりました。

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今年の育休復帰講座は、高校生〜社会人の子を持つ2人のママ大田原悦子さんと、荒木晴栄さんが講師です。

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お2人は、子どもを産んで少したってからパートタイムで働き始め、子どもの成長に合わせて働き方を少しずつシフトしてきました。普段は、子育てをして仕事をする普通のワーキングマザーです。

 

学生時代から親友のお2人は、昨年、一緒に山口理栄認定 育休後アドバイザーを取得。

元々は、会社の後輩達に何かできれば、と取得した資格です。講師の経験はありません。

 

でも、せっかく学んだこと、子育てが少し落ち着いてきた今だから、復職する後輩を受け入れる立場だから、伝えたいことがある。

 

そんな思いで、休日を返上し、講座の準備を進めてくださいました。

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講座の中では、生涯賃金や共働き世帯の増加、県内企業の子育てサポート制度などの社会情勢を学びながら「自分が働く理由」を考えました。

 

その後、参加者同士で出し合ったそれぞれが不安に思うこと(子どもと過ごす時間、家事との両立、お迎えサポートなどなど)について、

「便利な家電やサービスを駆使しよう!今、私が狙ってるのはシャトルシェフ。手間いらずで美味しいらしいのよ〜」

 

「子どものお迎えが遅くなったと思ったら、別の日は早く行くなど、バランスを取ろう」

 

「祖父母にお世話になりっぱなしにしない!お弁当を作るなど、自分のできることでお返しして」

 

「職場では、ゴミ出しだってなんだって、自分のできることを積極的にやろう」

 

など、講師の経験を交え明快な回答を明るくシェアしてくださいました。

 

講座を行うにあたり、ご自身の子ども達に

「保育園時代どうだった?寂しかった?」

と聞くと

「全然、覚えてなーい!」

とケロリとした答えだったとか。

 

子どもに手がかかる時期はあっという間に終わってしまう。だからこそ、この時期を楽しんでほしい。自分のできることを続けていくと、自分らしい「はたらく」だって積み重なっていくよ。そんな先輩ママのメッセージを受け取りました。

 

 そして、こちらの講座では、珍しく、おやこそだちの会 代表 本多も前に立ち、昨年度、静岡市女性会館の講座内のグループ3人で開発に取り組んだ復職前面談シートをご紹介させていただきました。

 

復職前面談シートは、

・自分が考えておくべきこと

・職場に伝えなければいけないこと

・職場の視点に立って考えるべきこと

をわかりやすく整理したシートです。

 

面談という場面は、伝えたいことを伝えそびれたり、不必要なことを話しすぎてしまったり。中々、難しいものです。

 

書き出すことの大切さ、自分と向き合う時間。

職場や上司に自分のことを伝え、共に考える時間を持つことの意味。

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シートに書いて実際に話してみることで、そんなことを考えてもらえる時間になったかな、と思っています。

 

最後に参加者さんが教えてくれた「印象に残った講師の言葉」をご紹介します。 

・罪悪感を持たなくていい

・低空飛行でも飛び続ける

・復帰は遅すぎるということはない。自分にちょうどいいタイミングで。

・「仕事をしてきて本当に良かった」という講師の心からの声

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講座中、隣のブースで、富士市託児ボランティアの方々が子どもを抱っこしたり、温かく見守ってくださいました。ありがとうございました!

 


本講座は、富士市社会福祉協議会の助成を元に実施しました。末筆になりましたが、感謝申し上げます。