【開催報告】おやこプログラミング
プログラミングを学ぶことは、思考法を学ぶこと。プログラミングの考え方は、問題解決のツールになる。だから、その考え方を子ども達に伝えたい。
そんなお話しを↑「小澤さん」から伺ったのは、昨年6月のこと。おやこそだちの会で開催した
みんなで考える「私」のはたらく
の後の何気ない会話でのことでした。
興味はあるんだけど、ナニモノかよくわからない「プログラミング」を小さな親子でやるという企画は、そこから始まりました。小澤さんの所属するCoder Dojo 三島/沼津さん、出張Dojoを引き受けてくださってありがとうございました!
Coder Dojoは、アイルランド発祥の子ども向けプログラミング道場です。世界では、100ヵ国、1800箇所で開催されています。運営は、ボランティア。教えるのではなく、子どもの気づきを大切に導くとの意味を込めて道場の名が冠されています。
はじめに、Dojoのチャンピオン(開設者でリーダー)長屋さんによる、アンプラグドプログラミングを行いました。アンプラグドプログラミングとは、パソコンを使わずにゲームなどでプログラミングの考えを学ぶものです。
今回は、みんなで体を使って、画面に映される指示に沿って動くゲームを行いました。手をたたいたり、足ぶみをしたり、体を動かしながらプログラミングを体感。
条件によって動きの変わる「条件分岐(じょうけんぶんき)」という言葉も教えてもらいました。
デジタルの世界はゼロかイチ。イエスかノー。1つの指示しかできない。その組み合わせで色々な動きを作っていくんだそうです。
いくつかのゲームをやって体があたたまったところで、パソコンやタブレットを使ったプログラミングに挑戦!
今回はスクラッチと、viscuitという2つのソフトを興味や年齢にあわせて体験。どちらのソフトも無料。アプリをダウンロードすれば、誰でも使うことができます。
遠い世界だと思っていたプログラミングが、我が子の手の中に。画面のキャラクターが自分の選んだ動きをすることに子ども達は、興味津々!
親も真剣です!
音を出したり、背景を変えたり、教わらずとも子ども達は、やり方を見つけていきます。
最後はみんなの作品を見せ合うお披露目会。同じツールを使っているにも関わらず、完成したプログラムは、多種多様。工夫や感性の光る作品は、どれも個性あふれるものばかり。嬉しそうに、恥ずかしそうに、自慢げに、それぞれの作品を見せ合いっこしました。
小さな子は、タブレットにお絵描きして、その絵を動かすviscuitに挑戦!
小さな子でも感覚的に操作できるviscuitに子ども達は、すっかり夢中。
最後はみんなの描いた絵を一緒の画面に映し出し、みんなで、にぎやかな水槽を作りました。
プログラミングを親子でやってみて気づいたのですが、1つの画面を親子でみるから、一緒に考えるから、自ずと親子の距離が近くなります。
親にとってもはじめまして、の世界だから、一緒に学ぶ、がちょうどいいのかもしれませんね。
最後に、デジタルツールと子どもの付き合い方についてお伺いしました。
色々な考え方があって、これが正解、という訳ではないですが、と前置きした上で小澤さんは、こうお話してくださいました。
『学生時代にインターネットができ、デジタルツールが進化してきた我々、大人世代と違い、子ども達は、デジタルネイティブの世界をいきます。闇雲にバリアをはらなくて、いい。
使用を制限するよりも、ルールを決めて、正しい使い方を学び、教える方が良いと、考えています。』
Coder Dojo三島/沼津のみなさん、参加してくださったみなさん、楽しい時間をありがとうございました。
Coder Dojo 三島/沼津さんの開催報告は、こちら↓
https://coderdojo-mn.com/moving-eventdojo-fuji/